Claude Code を Slack で使う: @Claude でタスクを任せる方法

Claude Code エンジニアリング 7分で読めます

Claude Code in Slack は、Slack のチャネルで @Claude にコーディングの依頼をメンションすると、Claude Code のクラウドセッションが作られて作業が始まる連携機能です。この記事では、公式ドキュメントの「Claude Code in Slack」をもとに、前提条件、セットアップ手順、ルーティングモード、セッションの流れとボタン、アクセス権限、制限とトラブル対処をまとめます。

Claude Code in Slack とは

この連携は既存の Claude for Slack アプリの上に作られていて、コーディングに関する依頼を Claude Code のクラウドセッションへ振り分ける仕組みが加わったものです。各セッションは依頼した本人の Claude アカウントで動き、本人が接続したリポジトリと本人のプランの利用上限を使います。

Team・Enterprise は Claude Tag へ移行中

公式ドキュメントによると、この個人アカウントで動く版は Team と Enterprise のワークスペースでは廃止予定で、組織の共有 ID として @Claude を動かす Claude Tag に置き換えられます。既存の Slack アプリと @Claude の名前はそのまま残り、切り替え日は Anthropic のアカウントチームが案内します。Claude Tag は個人プランでは使えないため、Pro と Max では引き続きこの記事の手順がセットアップ方法です。

公式ドキュメントが挙げている使い道は次の4つです。

前提条件とセットアップ

使う前に、次の条件をそろえます。

要件内容
Claude のプランPro、Max、Team、または Claude Code を使える Enterprise(プレミアムシートか Chat + Claude Code シート)
クラウドセッションアカウントでクラウドセッションが使える状態になっている
GitHub アカウントclaude.ai/code で接続済みで、リポジトリを1つ以上認証している
Slack の認証Slack アカウントが Claude アプリ経由で Claude アカウントとリンクされている

セットアップは次の順に進めます。

  1. Slack に Claude アプリを入れる: ワークスペース管理者が Slack App Marketplace で「Add to Slack」を押してインストールする
  2. 自分の Claude アカウントを接続する: Slack の Apps 欄で「Claude」を開き、App Home タブの「Connect」を押して、ブラウザで認証を済ませる
  3. クラウドセッションを使える状態にする: Slack に接続したのと同じアカウントで claude.ai/code にサインインし、GitHub を接続して、作業させたいリポジトリを1つ以上認証する
  4. ルーティングモードを選ぶ: App Home の Routing Mode 設定で選ぶ(次の章で説明)
  5. チャネルに招待する: インストールしただけではどのチャネルにも入っていない。使いたいチャネルで /invite @Claude と入力する

Claude が応答するのは、招待されたチャネルでの @メンションだけです。公開チャネルでも非公開チャネルでも動きますが、ダイレクトメッセージ(DM)では動きません。

ルーティングモードと自動判定

ルーティングモードは、@Claude へのメッセージをどこへ回すかを決める設定です。

モード動き
Code onlyすべての @メンションを Claude Code のセッションへ回す。Slack の Claude を開発作業だけに使うチーム向け
Code + Chatメッセージごとに内容を見て、コーディングは Claude Code へ、文章作成・分析・一般的な質問は Claude のチャットへ振り分ける。@Claude を何でも頼める1つの窓口にしたいチーム向け

Code + Chat では、コーディングの依頼かどうかを Claude が自動で判定します。自動で判定されなかったときも、コーディングのタスクとして扱うよう明示的に頼めます。チャットに回されたが実はコーディングを頼みたかった場合は、「Retry as Code」ボタンで Claude Code のセッションとしてやり直せます。逆に Code に回されたがチャットでよかった場合も、そのスレッドでチャットを選べます。

会話からの文脈の集め方

集めた文脈は、問題の理解、リポジトリの選択、進め方の判断に使われます。公式ドキュメントは、Claude は文脈に含まれるほかのメッセージの指示に従う可能性があるため、信頼できる Slack の会話の中でだけ使うよう注意しています。

セッションの流れとボタン

1回の依頼は次のように進みます。

  1. 開始: コーディングの依頼を書いて @Claude にメンションする
  2. 判定: Claude がメッセージを読んでコーディングの意図を判定する
  3. セッション作成: claude.ai/code に新しい Claude Code のセッションができる
  4. 進捗の報告: 作業の進み具合を Slack のスレッドに投稿する
  5. 完了: 終わると、要約とボタンを付けてあなたをメンションする
  6. 確認: 「View Session」で全体の記録を見るか、「Create PR」でプルリクエストを作る

メッセージに付くボタンは次のとおりです。

ボタンできること
View Sessionブラウザで Claude Code のセッション全体を開く。行われた作業を確認したり、セッションを続けて追加の依頼をしたりできる
Create PRセッションの変更からそのままプルリクエストを作る
Retry as Codeチャットとして返答された依頼を、Claude Code のタスクとしてやり直す
Change RepoClaude が選んだリポジトリが違っていたときに別のリポジトリを選び直す

リポジトリは会話の文脈から自動で選ばれ、候補が複数あるときは選択用のドロップダウンが出ることがあります。Slack に表示されるのは進捗・要約・ボタンで、会話の履歴、コードの変更、ファイル操作を含むセッション全体は claude.ai/code の履歴に残ります。そこから過去のセッションを続けたり、PR を作ったりできます。Team と Enterprise のアカウントでは、Slack から作ったセッションは自動的に組織内に公開されます。

依頼の書き方と使い分け

公式ドキュメントは、文脈がすでに Slack の議論にあるとき、非同期でタスクを始めたいとき、チームメイトにも経過を見せたいときは Slack を、ファイルをアップロードしたいとき、作業中にやり取りを重ねたいとき、長く複雑なタスクのときはブラウザ(claude.ai/code)を直接使うよう勧めています。

アクセス権限とトラブル対処

アクセス権限

よくあるトラブル

症状対処
「Claude Code is not enabled for your account」と出るアカウントにクラウド環境がまだ無い状態。Slack に接続したのと同じアカウントで claude.ai/code に一度サインインし、Web のオンボーディングを最後まで進める。次のメンションから解消する。各ユーザーが自分で行う必要がある
セッションが始まらないApp Home で Claude アカウントが接続されているか、クラウドセッションが使えるか、GitHub のリポジトリが1つ以上接続されているかを確認する
リポジトリが出てこないclaude.ai/code でリポジトリを接続する。そのリポジトリの GitHub 権限を確認する。GitHub アカウントを一度切断して接続し直す
違うリポジトリが選ばれた「Change Repo」で選び直す。依頼文にリポジトリ名を書くと選択が正確になる
認証エラーApp Home で Claude アカウントを切断して接続し直す。ブラウザで正しい Claude アカウントにサインインしているか、プランに Claude Code が含まれているかを確認する

現在の制限

本サイトは非公式翻訳です

対応プラン、ボタン名、Claude Tag への移行時期は変わることがあります。正確な内容は公式ドキュメントの Claude Code in Slack(日本語版)をご確認ください(確認日 2026-09-29)。