Claude Code の共通ワークフロー集:調査・修正・テスト・PR

Claude Code 入門 6分で読めます

Claude Code の公式ドキュメント「Common workflows」は、コードの調査、バグ修正、リファクタリング、テスト、PR 作成といった日常作業を短いレシピとして集めたページです。この記事ではその内容を日本語で整理します。どのレシピも Claude Code のどの利用環境でも使えるので、プロンプトの言い回しは自分のプロジェクトに合わせて調整してください。

コードベースを理解する

新しいプロジェクトに参加した直後は、プロジェクトのルートで claude を起動し、まず広い質問から始めます。

give me an overview of this codebase
explain the main architecture patterns used here
what are the key data models?
how is authentication handled?

広い質問から特定の領域へ絞り込む、プロジェクトで使われている規約やパターンを尋ねる、プロジェクト固有の用語集を依頼する、といった進め方が公式のヒントです。

特定の機能に関わるコードを探すときは、次のように段階を踏みます。

find the files that handle user authentication
how do these authentication files work together?
trace the login process from front-end to database

探したい対象を具体的に伝え、プロジェクト内で使われている用語で聞くのがコツです。言語向けのコードインテリジェンス用プラグインを入れると、定義へ移動や参照検索がより正確になると公式は説明しています。

バグ修正とリファクタリング

バグ修正は、エラーを共有し、修正案を出してもらい、適用する流れです。

I'm seeing an error when I run npm test
suggest a few ways to fix the @ts-ignore in user.ts
update user.ts to add the null check you suggested

再現するコマンドやスタックトレース、再現手順を伝え、エラーが常に起きるのか断続的なのかも知らせると精度が上がります。

リファクタリングでは、古い API の使用箇所を探し、改善案を出してもらい、動作を保ったまま変更して、最後にテストを実行します。

find deprecated API usage in our codebase
suggest how to refactor utils.js to use modern JavaScript features
refactor utils.js to use ES2024 features while maintaining the same behavior
run tests for the refactored code

必要なら後方互換性を保つよう依頼し、小さくテスト可能な単位で進めることが推奨されています。

テストとPRとドキュメント

テストの追加は、未カバーの関数を特定し、雛形を作り、境界条件のケースを足して、実行・修正する順に進めます。

find functions in NotificationsService.swift that are not covered by tests
add tests for the notification service
add test cases for edge conditions in the notification service
run the new tests and fix any failures

Claude は既存のテストファイルを調べ、使われているスタイル、フレームワーク、アサーションの書き方に合わせてテストを生成します。確認したい振る舞いは具体的に伝えてください。

プルリクエストは「create a pr for my changes」のように直接頼むか、変更の要約、create a pr、説明文の改善と段階的に進められます。後でそのセッションに戻るには claude --from-pr 1234(番号は自分の PR のもの)を使います。公式は、送信前に生成された PR を確認し、リスクを挙げさせることを勧めています。

ドキュメントも同様で、コメントのない関数を探し、JSDoc などの形式を指定して追加させ、内容を見直します。

画像と@参照

画像は、ウィンドウへのドラッグ&ドロップ、Ctrl+V での貼り付け(Windows と WSL では Alt+V)、またはパスの指定で会話に加えられます。エラーのスクリーンショットやデザインモックアップ、図を渡して「What does this image show?」「Generate CSS to match this design mockup」のように質問できます。

ファイルやディレクトリは @ で参照できます。

Explain the logic in @src/utils/auth.js
What's the structure of @src/components?
Show me the data from @github:repos/owner/repo/issues

ファイルを参照すると内容が会話に含まれ、ディレクトリを参照すると内容ではなく一覧が表示されます。@ を入力するとパスの候補メニューが開きます。MCP サーバーのリソースは @server:resource の形式で参照します。

セッション運用と自動化

作業が複数回に分かれるときは、保存済みの会話を再開できます。

claude --continue

これは現在のディレクトリで最新のセッションを再開します。一覧から選ぶ場合は claude --resume、セッション内からは /resume を使います。

並行して作業したいときは、git worktree を使って別ブランチの別チェックアウトで編集の衝突を避けます。

claude --worktree feature-auth

編集前に計画を確認したいときは、プランモードで起動します。

claude --permission-mode plan

セッション中に Shift+Tab を押してステータスバーにプランモードの表示が出るまで切り替える方法もあります。調査で文脈が膨らむ場合は「use a subagent to investigate how our auth system handles token refresh」のようにサブエージェントへ任せ、要約だけを受け取れます。

CI やバッチ処理では標準入出力でつなげます。

git log --oneline -20 | claude -p "summarize these recent commits"

定期実行には、クラウドで動く Routines、デスクトップアプリの定期タスク、GitHub Actions、現在のセッション内の /loop といった選択肢があります。自律実行では確認の質問ができないため、成功条件と結果の扱いをプロンプトに明記してください。

出典: Common workflows(公式ドキュメント)

関連記事: プランモード / worktree での並行セッション / セッション管理 / ヘッドレスモード / /loop での定期実行