Manual・Plan・Autoをどう選ぶ? Claude Code権限モードの使い分け

Claude Codeセキュリティ6分で読めます

Claude Codeの権限モードは、ファイル編集やコマンド実行の前に人へ確認する範囲を決めます。確認を減らせば作業は速くなりますが、モード自体がファイルシステムやネットワークを隔離するわけではありません。この記事では、2026年8月9日に確認した公式ドキュメントを基に、6つのモードの違いと選び方を整理します。

6つのモードを比較する

設定値確認なしで進む範囲向いている場面
default(Manual)読み取り中心初めてのリポジトリ、機密性の高い作業
acceptEdits読み取り、作業ディレクトリ内の編集、一般的なファイル操作差分をあとでレビューする日常開発
plan調査と計画。編集は計画承認まで止める変更前の影響調査、設計レビュー
auto分類器が依頼範囲内と判断した操作方向性が明確な長時間タスク
dontAsk事前に許可した操作だけ非対話のCI、固定された処理
bypassPermissionsほぼすべて使い捨てコンテナや専用VM

ここで大切なのは、緩いモードほど常に優れているわけではないことです。作業の不確実さ、扱うデータ、実行先への影響に合わせて選びます。

普段の開発はManualかacceptEdits

Manualは設定値ではdefaultです。読み取りは進められますが、編集やシェルコマンドなどは確認を挟みます。知らないコードベースの初回調査や、変更内容を1操作ずつ見たい場面に適しています。

acceptEditsは作業ディレクトリ内のファイル編集と、mkdirmvcpなど一般的なファイル操作を自動承認します。ほかのコマンドや作業範囲外のパスは引き続き確認されます。実装後にgit diffでまとめてレビューする流れなら、確認回数と監督のバランスを取りやすいモードです。

調査はPlan、長い作業はAuto

Planモードは、Claudeにコードを読ませ、変更案を組み立てさせる段階と実装段階を分けます。計画が表示されたら内容を確認し、承認してから編集へ移ります。要件が曖昧な変更、複数モジュールへ影響する修正、実装前に代替案を比べたい場面に向きます。

Autoモードでは別の分類器が各操作を確認します。公式ドキュメントでは、依頼を越える操作、認識されていないインフラ、外部コンテンツに誘導された疑いのある操作などを止める設計と説明されています。明確なテスト修正や定型的な移行には便利ですが、機密操作を無条件に安全にする機能ではありません。利用可能なプラン、モデル、プロバイダーの条件は変わるため、表示されない場合は公式の要件を確認してください。

CIはdontAsk、隔離環境だけbypass

dontAskは、確認が必要な操作を対話で尋ねず拒否します。permissions.allowで事前承認した操作と読み取り専用コマンドだけを実行できるため、人が応答できないCIや定期処理に向きます。必要なコマンドを明示的に列挙し、想定外の処理は失敗させる運用ができます。

bypassPermissionsは確認をほぼ省略します。公式ドキュメントは、コンテナや専用VMなどホストから隔離された環境でだけ使うよう案内しています。普段使う端末や本番資格情報に届く環境では選ばないでください。

モードを切り替える

CLIではセッション中にShift+TabでManual、acceptEdits、Planを切り替えられます。起動時は--permission-modeを使います。

claude --permission-mode plan
claude -p "テスト結果を要約" --permission-mode dontAsk

新しいセッションの既定値は設定ファイルのpermissions.defaultModeで指定できます。

{
  "permissions": {
    "defaultMode": "acceptEdits"
  }
}

Autoを既定にする場合はユーザー設定または管理設定を使います。公式ドキュメントによると、プロジェクト設定からautoを指定しても、リポジトリ自身が強い権限を選べないよう無視されます。

権限ルールと隔離を重ねる

権限モードは確認方法の土台です。具体的なツール、コマンド、パス、ドメインを許可・確認・拒否するには権限ルールを重ねます。評価順はdeny、ask、allowで、denyが最優先です。

さらに、権限とサンドボックスは役割が違います。権限は操作を実行するかを決め、サンドボックスは実行後に届くファイルやネットワークをOSレベルで制限します。長時間実行や外部由来のコードを扱うときは、モードを緩める前に隔離境界を用意してください。

参照した一次情報は、Claude Code公式の「Choose a permission mode」「Configure permissions」です。仕様や提供条件は更新されるため、実際の設定前に最新版を確認してください。